同じ株だけど何が違う?【株式投資】【くりっく株365】の本当の違い

同じ株という言葉が入ってるけど、株式投資とくりっく株365って何が違うの?

一番の違いは現物取引かCFD(差金決済取引)かの違いだよ!

元銀行員ブロガーのカズです!

資産運用の為に色々調べていると、くりっく株365というのが出てきて「これって株式投資と何が違うんだろう?」って思ったことはありませんか?

 

実際、株式投資とくりっく株365という言葉には同じ「株」というワードが入っていますが、全く別物の商品になります!

そこで今回の記事では、「株式投資」と「くりっく株365」の違いの中でも、投資初心者が絶対に知っておくべき違いについてまとめていきたいと思います。

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一番の違いは現物取引かCFD(差金決済取引)か

一番大きな違いは、株式取引が現物取引なのに対して、くりっく株365はCFD(差金決済取引)であることです!

なので、くりっく株365は株価指数CFDとも呼ばれます。

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現物取引とは、株そのもの自体を買ったり売ったりすることを意味していています。

CFDとは、証拠金(預け金みたいなもの)を証券会社に預けて、現物を直接取引せずに、買いポジション(買っている権利)や売りポジション(売っている権利)を持つことで、その価格の差益や配当を貰える仕組みのことです。

他のCFDでみなさんが聞いたことのある商品で言えば、「FX」もCFD(差金決済取引)に当たります!

つまりFXは、為替CFDと言えます。

 

この違いで、投資者にどのような違いが生まれるかと言うと、

  1. 株式投資にはロスカット(強制決済)がありませんが、くりっく株365にはロスカットがありえる
  2. レバレッジ(少額で大きな取引ができる)の有無

という2点が、投資初心者が気をつけておくべき違いになります!

①塩漬けになるかロスカットするか

今回は分かりやすくするために、株式投資もくりっく株365も買いで取引を開始したとします。

株式投資においては、買った価格からいくら下がろうが、塩漬け(株価が下がりすぎて売ろうにも売れない状態)になるだけで、その株を売らない限りは損は確定しません。

例えば、ソフトバンクの株を株価10000円で買ったとして、株価が5000円になろうとも、ソフトバンクが潰れない限りは、その株を持ち続けることができます。 

 

逆にくりっく株365の場合は、買いポジションで入った株価指数が、すごく下げてしまった場合には、ロスカット(強制決済)が入って損が確定してしまう場合があります。

例えば、日経225の株価指数に22000円の買いポジションで入って、価格がリーマン後の8000円くらいまで下がってしまったら、口座に入ってるお金によっては、ロスカットが発生する可能性があります。

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なぜ損を確定させるような動きをCFDはしてしまうのかと言うと、次で説明する『レバレッジ』が関係してきます。

②レバレッジの有無で取引はどう変わるのか?

投資業界において、レバレッジとは「小さな資金で大きな取引ができる」という意味で使われます! 

株式投資にもレバレッジをかける方法はある(信用取引)のですが、今回は現物取引の場合で考えます。

レバレッジの有無の例

レバレッジをかけずに取引する株式投資では、株を買うのにその株価の価格をそのまま用意する必要があります。

例えば、2018年9月1日のソフトバンクの株価は1株10300円で、100株からの取引になるので、ソフトバンクの株を買うには103万円用意しなくてはなりません。

 

逆にレバレッジをかけれるくりっく株365では、株価指数に投資するのにその価格そのままを用意する必要はありません。

例えば、2018年9月1日の日経225の価格は22,886円で、100枚からの取引になるので、レバレッジをかけずに日経225買いポジションを持つには、2,288,600円必要になります。

ただしレバレッジを最大にかけた場合ですと、76,000円で取引をすることができます!(岡三オンライン証券の場合)

なんとレバレッジをかければ、200万円以上する取引を、76,000円で行えてしまうのです!

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レバレッジのせいでロスカットが起きる

先ほど説明したように、くりっく株365ではロスカット(強制決済)が起きる可能性があります。

これは、このレバレッジが原因です。

先ほどの日経225を例に挙げると、単純に考えて2,288,600円のものは、すぐに100,000円くらいの値下がりはします。

実際これくらいの値下がりは、1週間とかで起きる可能性もあります。

そうすると、元々口座に入れているお金が、最大レバレッジをかけた場合の76,000円では26,000円の追加の損が出てしまいます。

そうなる前に、証券会社はロスカットを入れます。

つまり、口座に入れているお金以上の損を被る可能性があるので、ロスカット(強制決済)を証券会社が設定しているのです!

このおかげで、投資者は口座に入れていたお金以上の損をすることはありません。

 

逆に株式投資の場合を、先ほどのソフトバンクの例で考えます。

ソフトバンクの株を買うには、103万円が必要で、取引するには丸々103万円を用意する必要がありました。

この株価が50万円になろうと、口座に入れたお金130万円以上の損は出ていませんのでロスカットは発生しません。

つまり、株式投資においては口座に預けたお金以上の損が出ることがないので、ロスカットは設定されていないのです! 

 

以上が、投資初心者は絶対に知っておくべき「株式投資」と「くりっく株365」の違いです。

この他にも、違いはあるのですが、正直投資初心者にとっては問題にならないことなので、簡単に羅列しておきます。

  • くりっく株365のほうが株式投資より取引時間が長い
  • くりっく株365は金利相当分がかかることがある
  • 株式投資では株主総会に出る権利があるが、くりっく株365にはない

 

【株式投資】【くりっく株365】の違いまとめ

「くりっく株365は主要な株価指数(日経225やNYダウなど)に投資できるから、分散投資しているようなもの」

「株式投資と同じようにくりっく株365では配当が受け取れます」

みたいなことを書いている人もいますが(私も記事によっては書いています笑)、一番知らなくてはならないことは、「株式投資は現物取引、くりっく株365はCFD(差金決済取引)だということ」だと私は思っています。

このことを知らずに、くりっく株の投資を始めてしまうと、痛い目に合う可能性もあります。

そうならないためにも、私はこのサイトで何回もCFDのレバレッジの概念に関して注意喚起を行なっています!

 

ただ、CFD(差金決済取引)は上手くレバレッジを使えれば、現物取引よりも大きな利益を生み出してくれるのも事実です。

実際、私が今運用している商品はCFD商品の割合がかなり多いです!

なのであなたも、くりっく株365などのCFD商品で運用をする際は、なるべくレバレッジを低く保って活用するようにしてください!

 

レバレッジの注意をもっと勉強してみたい方は、下記の記事も読んでみてください!