【ZaifもGox?】コインチェックNEMの動向から今後の展開を予想する

元銀行員ブロガーのカズです!

2018年9月20日の深夜2時ごろに仮想通貨交換業者の「Zaif」が68億円相当の仮想通貨(BTC.MONA.BCH)が不正アクセスによって盗まれたことを発表しました。

たまたま前日に早く寝ていて、朝3時過ぎに起きたためすぐ気づきましたが、この時間の発表は「ちょっとどうなんだろう…」と感じました。

詳しい詳細に関しては、公式が出しているプレスリリースを貼っておきます。

仮想通貨の入出金停止に関するご報告、及び弊社対応について|テックビューロ株式会社のプレスリリース

 

私は基本的には交換所には仮想通貨は置かないようにしていたのですが、ビットコインとイーサリアムが合わせて、3万円分くらいは残っていました。

ログインした感じだと、特に盗まれている感じはありませんでした。

まあこれに関しては、「コインチェック問題もあったのに、取引所に置いとくほうが悪い」という考えを私は持っているので、別に気にしてないです。

 

今回の記事では今一度コインチェックでNEMが盗まれた後、どのような展開になっていたのかをおさらいして、今回の「Zaif事件」がどう終着するか予想してみたいと思います!

 

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コインチェックのNEMってどうなったのか?

結論から言うと、ダークウェブで15%オフで全部匿名の誰かに全て売り切られました。

現在も犯人の特定には至っていませんし、追跡自体もいまはほとんど行われていません。

 

私も細かい技術の詳細は分からないのでザックリ説明すると、Torネットワーク(通称オニオンルーティング)と呼ばれる分散型のネットワーク上に、仮想通貨の交換所のようなサイトを立ち上げ、そこで全部売り切ったと言われています。

このネットワークを使うと、IPアドレスが常に変更されるので犯人の居所を特定できないようです。

その名前が「ダークウェブ」って厨二病みたいでいいですよね(笑)

しかも売り終わった後には、北の将軍の画像と共に「THANK YOU!!」と掲げられたみたいです。

いやー悪趣味ですね。

参考:

流出NEM「完売」 資金洗浄完了か 販売サイトに金正恩氏の写真と「Thank you!!!」 - ITmedia NEWS

 

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つまり、580億円相当のNEMは世界中にばら撒かれたということです。

ちなみに余談ですが、ダークウェブでこのNEMを買った人が、ZaifにそのNEMを入金する事件が起きてましたね。

「これやったやつバカだなー」と思った記憶があります。

この時使われたのもZaifでしたね。

 

Zaifから盗まれたBTC.MONA.BCHはどうなるか?

あくまで私の予想ですが、今回もダークウェブでセールされて終わりになると思います。

NEMの時も捕まえられなかったですからね。

当然同じようなことをして、売り切ると思いますよ。

 

9月21日追記

盗まれたビットコインは、「ミキシングサービス」というものを使って、数千口座へ分散し、追跡は困難な状況のようです。

匿名化サービス悪用、追跡困難か Zaif仮想通貨流出:朝日新聞デジタル

 

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ちなみにコインチェック事件のすぐ後の、2018年2月8日にもイタリアの仮想通貨交換所がハッキングに遭い、200億円相当のナノという仮想通貨が盗まれています。

その後その取引所は倒産し、犯人は見つかっていません。

参考:

イタリア、ハッキングされた仮想通貨取引所ビットグレイルが破産申請 | Cointelegraph

 

ちなみにコインチェックは、マネックス証券が買収しました。

 

ハッカーのインセンティブは高まるばかり

これだけ盗んでも犯人を捕まえられないのであれば、余計ハッカーは取引所を狙うインセンティブが高まりますよね。

どれくらいのハッキング技術がいるのかは分かりませんが、取引所を狙うだけで数百億稼げてしまうので、ますます取引所を狙うハッカーは増えていくと思います。

 

ちなみにコインチェック事件の時は、社員のメールアドレスに業者を装ってメールをし、しっかり関係性を作ってそこからウイルスを流し込んだと言われています。

 

そもそも取引所の、個人から預かっている資産をまとめてネット上で保管する仕組み(ホットウォレット)は、早くどうにかするべきだと思います。

技術的に難しいのであれば、一旦対策できるまでは営業しないほうが良いかもしれないですね。

 

不正アクセスに個人でできる対策は?

ハッカーは、取引所に仮想通貨が集まっているから取引所を狙います。

なので、取引所で交換した仮想通貨はすぐに自分のウォレットに移すのが一番の対策になります。

取引所のウォレットは細心の注意が払われているとは言え、一部はネットに繋がっています。

そこが銀行とは違う点です。(銀行は完全にクローズドなネットワークで繋がっています)

 

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なので、取引所で交換したらすぐに自分のウォレット(できれば上の写真のようなハードウォレット)にすぐに移動するようにしましょう!(私はそんなに金額もないので、携帯のソフトウェアウォレットで管理しています)

と言っても、今買いたいという人はほとんどいないと思いますが(^_^;)

 

今回の騒動でもビットコインの値動きは限定的?

以前のコインチェック事件の後は軒並み仮想通貨の金額が下がりましたが、今回のZaif事件の後の各種通貨の値動きは限定的です。

MONAとBCHは少し売られましたが、これくらいの値動きはこの業界ではよくあることなので、ほぼなかったと言っていいと思います。

 

この動きに対して、有名資産運用ブロガーの「あっきんさん」が鋭いTweetをしています。

 

確かにこの通りかもしれないと思いました。

あと私はもう少し踏み込んで、「これくらいの騒動では逃げ出さない人しか仮想通貨業界には残っていない」とも思いました。

今回の事件は、仮想通貨のシステムに問題があるわけではなくて、取引所のシステムに問題があったわけですから。

Zaif事件まとめ

ちなみに、私は仮想通貨の概念それ自体はとても好きということを以前の記事「今だからこそ仮想通貨について思っていることを赤裸々に語ってみる」で説明しています!

 

ただ、しばらくこの業界は厳しい時代が続きそうだと改めて思いました。

もうプレイヤーは日本では確実にないので、海外勢に頑張って欲しいです! 

私は特に通貨としての仮想通貨よりも、スマートコントラクトが使えるイーサリアムなどに期待しているので、これからも仮想通貨業界をウォッチしていこうと思います!