【リーマンショックから10年】元銀行員が分かりやすく一から解説する

元銀行員ブロガーのカズです!

資産運用ブログを書いていて、自ずと触れなくてはならなくなるリーマンショック。

ただ実際に、何が起きていたのかイマイチ知らないという人は多いのではないでしょうか?

リーマンショックから10年経った2018年以降は、いつ同じような大暴落が起きても不思議ではないと言われています。

 

今回の記事では難しい言葉はなるべく使わずに、小学生でも理解できるような文章でリーマンショックを解説してみたいと思います!

何より引き金になったのが、「サブプライムローン」です。

ぜひここで知ったことを知り合いに話してドヤってみてください(笑)

 

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そもそも引き金になったサブプライムローンって何?

リーマンショックの引き金となったのが、サブプライムローンです。

これを一言で表すと、「低所得の人でも借りられる住宅ローン」のことです。 

 逆に高所得の人が借りる住宅ローンを、「プライムローン」と言います。

プライムローンの”サブ的なローン”なので、サブプライムローンと呼ばれていました。

 

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日本では未だに自分の家を持つことは、「人生最大の目標」と言われていますが、アメリカでは「自分が住む家をライフステージによって買い換える」というのが社会通念になっています!

つまりある意味、アメリカで持ち家を持つことは、日本以上に普通のことなのです。

 

ちなみに私は、完全なる賃貸派です!

どっちがお得か論争以前に、一つの家に縛られることが嫌いです(笑)

 

そして、この社会通念とサブプライムローンが最悪の組み合わせだったのです。

 

サブプライムローンはぼったくりレベルの利率だった

サブプライムローンの一番厄介な点が、最初は低めの利率に設定されているのですが、数年経つと利率が大きく上がるローンだったのです。

つまり時限爆弾のようなローンだったのです。

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イメージで言うと、最初の2〜3年は月々の支払いが5万円だったのが、数年後には月々の支払いが倍の10万円以上の支払いになるようなローンです。

そもそもサブプライムローンは、低所得の人に貸し出すローンなので、返済額が上がれば返せない人が出てきます。

返済が滞ればそのローンは不良債権となり、お金を貸していた人は損害を被ることになります。

 

簡単な例を挙げると、バイトしかやっていないような大学生にお金を貸して、その大学生がそのお金で家を買っていたような状況です。

しかもローンを貸す時には、ろくに審査もしていませんでした。

 

私は、銀行員時代に住宅ローンも担当していたのでよく分かりますが、バイトしかしてない人はローンを借りることは絶対できないし、普通のサラリーマンでも所得次第では断るケースも多々あります。

もちろん貸す際には、綿密な所得審査をします。

 

このガバガバな貸付が、なぜまかり通っていたかは次で説明する「証券化」が原因です。

 

証券化とはどのような仕組み?

証券化とは、先ほどのサブプライムローンといった債券(お金を返してもらえる権利)を誰でも売買できる状態にすることを言います。

 

例えばあなたがAさんにお金を1万円貸したとすると、Aさんは本来ならあなたに1万円に利子をつけて返さなくてはなりません。

ただあなたは、そのAさんから1万円返してもらえる権利に利子分を上乗せして10500円で他人に売るとします。

その時に行われるのが、証券化です!

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債権を証券化することで、「お金を返してもらえる権利を自由に売買できる」ようになります。

そして、サブプライムローンも証券化されていました。

その証券化されたものを証券会社や銀行が「どのような状態のローンなのかロクに調べもせず買っていた」のです。

 

つまり、証券会社や銀行がどんなローン(返済が困難なもの)でも買い取ってくれるので、サブプライムローンを貸していた業者は、ロクに審査もせずに低所得者にお金を貸しまくっていたのです。

 

なぜ証券会社は不良債権を買いあさっていたか?

証券会社はほぼ不良債権になるようなサブプライムローンと、安全な貸出先のプライムローンと組み合わせて、さらに証券化し、パッケージ化していました。

 

その商品は、一見するとすごく安全な商品であり(プライムローンの比率が多いので)、さらにサブプライムローン(高利回り)の債券も含まれているので、「安全で高利回りの商品」となっていました。

さらに格付け会社も、その商品にまさかのAAA(優良株)の評価をつけてしまっていたのです。

格付け会社の裏付けもゲットしたその危険な商品を、証券会社は投資家に売りまくって、それで手数料を稼いでいたのです!

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投資家は格付け会社から高評価をもらっている商品なので、当然買いまくっていました。

投資家というのには、証券会社も含まれており、もちろんその中に「リーマンブラザーズ」も含まれていました。

リーマンブラザーズと言えば老舗の証券会社で、日本で言えば野村證券くらい認知されている証券会社でした。(ちなみにリーマンを買収したのは野村證券)

 

詐欺のような商品は長くは続かない

ほぼ詐欺のような商品に成り代わり、そのまやかしのような高利回りは、もちろん長くは続きません。

サブプライムローンは、数年経つと利率が上がるので、返せない人が増加していきます。

するとそのパッケージ化された商品も、一気に不良債権化します。

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それと共に、一気に格付けも下がり投げ売りが始まります。

こうして、世界にばら撒かれていたこのパッケージ商品が引き金となり、大暴落が始まります。

その波を受けて、リーマンブラザーズが倒産したのです!

 

これがリーマンショックの全容です。

 

リーマンショック解説まとめ 

今回はかなり詳細を省略して説明しましたが、全容はほぼ伝えられたと思います!

つまり、世界にほぼ詐欺のような商品がばら撒かれたのがリーマンショックの全容で、そのきっかけは、「まやかしでも稼いでやろうとする不誠実な心」です。 

 

リーマンショックで資本主義は終わったという人もいますが、あくまで世界が再確認しなくてはならない教訓は「誠実にビジネスをすること」だと思います。

 

そういった意味では、まだまだ不誠実なビジネスは世界にたくさんあるとは思いますが、この10年でいろんなものが淘汰されてきたと思います。

さらにこの流れは最近強くなっている気がします。

なので、これからも私は皆さんに価値ある情報を届けられるよう、努めていこうと改めて思いました!

 

またいつ同じような暴落が、どのようなきっかけで起こるかは誰にも分かりませんが、常にそれに備えて用意しておこうと思います!

あなたも資産運用をするからには、ぜひリーマンショック級の暴落が来ても良いように準備するようにして下さい!