メキシコペソと豪ドルの値動き幅を比べて投資効率を検証してみた

元銀行員ブロガーのカズです。

 

以前の記事で、メキシコペソの値動き幅の小ささが長期投資には向いているということを書いてきました。

参考:メキシコペソ投資を始めて3ヶ月の成績を為替損益・スワップ共に公開

 

今回の記事では、同じく長期のスワップ投資でよく挙げられる「豪ドル」と「メキシコペソ」の値動き幅を比べてみて、どちらの方が投資効率が良いか検証してみました!

 

なお今回の検証では、カントリーリスク(国の経済状態や国交の情勢などのリスク)などは無視した検証で、あくまで私の「スワップ目的の長期投資をするなら値動き幅が小さい方が良い」という考えで書いていきますので、その点ご了承ください。

 

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「メキシコペソ」と「豪ドル」のスワップポイントと値動き幅を比較

スワップポイント比較

スワップポイントの比較はまずは、1万通貨当たりの比較をします。

 

なお、今回用いる数字は「豪ドル」に関しては「ヒロセ通商」、「メキシコペソ」に関しては「みんなのFX(トレイダーズ証券)」で貰えるスワップポイントを参照します。

(2018年10月16日現在、それぞれの通貨でもらえるスワップポイントが一番多いFX会社です)

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この表から、1万通貨当たりのスワップポイントは豪ドルの方が圧倒的に多いことが分かります。

 

値動き比較

まずは過去約8年の値動き幅を二つ並べてみます。

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これを見てわかるように、値動き幅は圧倒的にメキシコペソの方が小さいことが分かります。

メキシコペソは過去8年を見ても、値動きが3.5万円分しかなく、豪ドルは30万円分動いています。(1万通貨当たりの値動きです)

 

例えば、2015年にはどっちの通貨も値上がりをしていて、この時に両方の通貨を買っていると、価格が豪ドルが100万円(1万通貨当たり)、メキシコペソが8.5万円(1万通貨当たり)くらいになっています。

 

これが現在の価格になると、豪ドルが約80万円、メキシコペソが6万円で、豪ドルは20万円の含み損、メキシコペソは2.5万円の含み損となってしまいます。

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このような損益の差はそもそもの価格が下記のように違うことが起因しています。

  • メキシコペソ・・・約6万円(1万通貨当たり)
  • 豪ドル・・・約80万円(1万通貨当たり)

 

そしてスワップ運用における利益というのは(為替損益+スワップポイント)で計算します。 

この為替損益の影響が少ないことが、配当(スワップポイント)で利益を狙うスワップ運用には重要と私は考えています。 

 

なぜなら、為替がどっちに振れるかは未来のことなので予想がしづらいからです。

 

値動き幅が同じになるように豪ドルの通貨量を調整してみる

そもそも今までの話は、両通貨とも1万通貨の買いポジションを持った場合で検証してきました。

そこで、豪ドルの通貨量を抑えて、メキシコペソと同じくらいの値動き幅にしてみます。

 

豪ドルを1万通貨ではなくて、1000通貨の買いポジションにして、現在の価格で比較すると、

  • 豪ドル・・・8万円(1000通貨当たり)
  • メキシコペソ・・・6万円(1万通貨)

となり、価格帯が大体一緒になることが分かります。

 

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先ほどと同じく、大きく上がった2015年と現在の価格を比較すると下記のようになります。

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かなり為替損益の影響を縮めることができています。

つまり、豪ドルの値動き幅を抑えるには取引する通貨量を抑える必要があるということです。

 

豪ドルの通貨量を抑えた上でのスワップポイントを比較してみる 

それでは通貨量を抑えた場合で、もう一度スワップポイントにどのような差があるか比較します。

 

先ほどと同じく、用いる数字は「豪ドル」に関しては「ヒロセ通商」、「メキシコペソ」に関しては「みんなのFX」で貰えるスワップポイントを参照します。

(2018年10月16日現在、それぞれの通貨でもらえるスワップポイントが一番多いFX会社です)

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このように、1日当たりにもらえるスワップポイントは、同じくらいの値動き幅に設定した時には、メキシコペソの方が多いことが分かります。 

 

以上の検証から、長期のスワップ運用を考える場合は、私は「豪ドル」よりも「メキシコペソ」の方が勝ちやすいと考えています。

 

メキシコペソ・豪ドル比較まとめ

そもそも今回の検証は、豪ドルの買いポジションを持つとどれくらいの資金が必要になるか、を計算したことからスタートしました。

 

豪ドルは現在80円で、FXの一般的な最低取引数である1万通貨に直すと、80万円になってしまいます。

そして過去の値動きから、10〜15万円分くらいの下落幅が見込まれるので、口座には10から15万円入れておく必要がある。

つまり1日50円のスワップポイントをもらうのに、余裕を持って最低でも15万円のお金が必要になるのです。

 

私は、以前の記事「メキシコペソを10万円の資金で運用するとどれくらいの利益が望めるか?」で、メキシコペソは1万通貨当たり、2万円口座に用意すれば良いとしていました。

 

つまり15万円なら7万通貨運用できるので、その時のスワップポイントは1日112円となるので、倍以上の差が出ます。

「これならメキシコペソの方がええやん!」となったのです!

 

私は今のところ投資に回せるお金は全部で100〜200万円くらい(現在70万円)とあまり多くはないので、多少リスクを取ってでも、なるべく投資効率が良い運用をしたいと思っています。

 

もちろん、新興国であるメキシコは先進国であるオーストラリアと比べると、もろもろのリスクは高いかもしれません。

ただ、「さすがにメキシコという国が破綻することはないだろう」という考えのもと、「それなら利回りの良いメキシコペソ!」となったわけです。

 

同じく高金利通貨の「南アフリカランド」「トルコリラ」と比べても一番格付けが上ですしね。

 

もし今回の検証を読んで、少しでも「メキシコペソいいじゃん!」となりましたら、当サイトにはメキシコペソを説明した記事がたくさんあるので、ぜひ勉強してみてください!