新興国通貨(ランド・リラ)は長期で持つよりも適度に売り買いしよう

元銀行員ブロガーのカズです。

 

2018年11月6日の中間選挙に向けて、持っているランドのポジションを1万通貨だけ決済しました。

このたった1万通貨を決済したことで、今ままでの私の新興国通貨に対する運用方針が大きく変わりました。

 

新興国通貨に関して今までは、”一度買ったら長期で持ってスワップポイントを受け取り続ける方が良い”という方針でした。

 

今は、「安い時に買って、上がった時に売り抜ける」というFXの基本的な売買方針が一番合っているというという結論に至っています。

 

今回の記事では、なぜ私がその結論に至ったのか、その根拠について解説していきたいと思います!

新興国通貨を長期運用しようとしている人は多いかと思いますので、一度立ち止まってご自分の運用方針を見直してみてください!

 

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南アフリカランド1万通貨の決済で得た利益を公開

私が今回、南アフリカランドを1万通貨決済したことで得た利益の詳細は下記の通りです。

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今回の取引では、約5000円の利益を出すことができました!

ランド1万通貨の運用に私は2万円をあてているので、3ヶ月で25%の利回りですね!

 

ただ今回注目すべきは”どの利益が大きかったか”と、”その利益を出すのにどれだけかかったか”です。

 

みて分かるように、今回の取引での利益は値上がり益による利益が大きく貢献しています。 

それに対して、スワップポイントの利益は3ヶ月で、1500円程度と値上がり益の半分程度です。

 

「値上がり益を出すのにも3ヶ月かかったんじゃないの?」

このような疑問が浮かぶと思うので、ここでチャートを見てみましょう。

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今回決済したポジションは、8月16日にスタートして、11月6日に終了しました。

それまでのチャートの動きを見ると、同じ値上がり益を狙えたタイミングが今回も含めて3箇所あったことが分かります。

 

さらに9月後半からは、「7.5」から「8.0」のレンジ相場になっているので、うまくやればもう2回同じ値上がり益を狙えたことになります。 

 

値上がり益を狙わないで、この相場がレンジ相場から下に抜けてしまったら、為替差損が発生してしまいます。

そしてその為替差損は、今回の値上がり益分と同等くらいのマイナスを出すことがあるので、スワップポイントの利益を軽く吹き飛ばすくらいの威力があります。

 

なので「この値上がり益を狙わず長期保有しておくことは、大きな損失になりますよ!」と言いたいのが、今回私が解説したい考え方です!

 

さらに、この考えには次で説明する新興国通貨の相場の性質が関係してきます。

 

新興国通貨は長期的には右肩下がりなので長期で持つと負けやすい

下記のチャートは現在日本で取引できる主要な新興国通貨の長期の値動きです。

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「メキシコペソ」は必ずしも右肩下がりではありませんが、「南アフリカランド」と「トルコリラ」に関しては、右肩下がりの通貨と言って良いでしょう!

 

この値下がりを、高い金利で補おうとするのがスワップ運用なのですが、長期保有している限りは、基本的にはあまり大きな利益になることは少ないです。

 

なぜなら通貨の価格と利率は、価格が下がれば利率が上がり、価格が上がれば利率が下がるようになっていて長期的には吊り合うようになっています。

つまり、右肩下がりの通貨は「値下がり分の損失とスワップポイントの利益がプラマイ0になる可能性が高い」ということです。

 

このような通貨を長期保有することは、あまり資産運用としてはオススメできないですね。

 

スワップを受取りながら中期のトレードはあり!

長期の保有はオススメしませんが、中期(数週間から数ヶ月)の保有はしっかり買うタイミングさえ見極めればアリです!

 

高スワップポイントはやはり魅力的です。

しっかり安い時に新興国通貨を仕込んで、高くなるのを待つ間スワップポイントを受け取り続けて、高くなったら売るというのはとても良いトレード方法だと思います!

 

なので新興国通貨の運用方針としては、基本に立ち返って「安い時に仕込んで高くなったら売る」という方針で私はやっていきます。

 

新興国通貨でのドルコスト平均法はオススメしません

ドルコスト平均法とは、時間分散のことで、毎月決まった額を購入していく「積み立て」のことを指します。

 

スワップ運用を勧めている人の中には、このドルコスト平均法で購入していくことを勧めて、買うタイミングについて言及しない人も多いですが、そんな買い方をしていたら負ける可能性が高くなると思います。

 

毎月決まった額を積み立てる方法は、「長期的に見て右肩上がり」の指標の時には有効になりますが、「長期的に見て右肩下がり」のものにその方法を適用しても、いつまで経っても利益は出ません。

そして新興国通貨は、長期的に見て右肩上がりとは決して言えません。

 

 

なので、新興国通貨の運用をする際は、しっかり買うタイミングを見極めるようにしましょう! 

 

私が新興国通貨を運用するのに使っているFX口座

⒈「トレイダーズ証券(みんなのFX)

【 向いている通貨】

南アフリカランド・メキシコペソ・トルコリラ

 

こちらのFX業者は、新興国通貨のスワップポイントが軒並み高水準なので、スワップ運用をする際には必ず持っておきたい口座です!

 

私はメキシコペソで利用しています。

参考:メキシコペソのスワップ運用に「みんなのFX」を使っている3つの理由

 

 

⒉「FXプライムbyGMO

 【 向いている通貨】

 南アフリカランド、メキシコペソ

 

上の「トレイダーズ証券(みんなのFX)」と同様、新興国通貨のスワップポイントが常に高く設定されています。

使い分けとしては、この2つを使っておけば間違いないでしょう!

 

私は南アフリカランドで利用しています。 

 

⒊「トレイダーズ証券【LIGHT FX】

 【向いている通貨】

南アフリカランド、メキシコペソ、トルコリラ

 

トレイダーズ証券から新たに出たFX口座です。

「みんなのFX」と口座が分けられるので、一緒に開設しておくと、とても便利です。

 

今のところ利用はしていませんが、南アフリカランドのスワップポイントが「FXプライム」より高くなりそうなら、こちらで南アフリカランドの運用を始めようと思っています!